ワーク
2020.09.15
【専門家が教える】障害者雇用の面接でよく聞かれる質問の回答例
今回は、視聴者の方から寄せられた、日々の生活や仕事についてなど、プライベートなテーマの質問に、全盲の弁護士として知られる、大胡田 誠先生が答えてくださいました。
もくじ
企業の考えに沿うように答えるのがオススメ!
質問
「〇〇さんにとって働くとはどういうことですか?」や「障害者年金や生活保護で生活する方法もある中で、なぜ働きたいのですか?」、「〇〇さんが、働く上で大切にしていることはなんですか?」といった企業からの質問への回答が難しいです。どのように答えれば良いでしょうか?
答え
これは面接では必ず聞かれる質問ですね。
働く上で大切にしていることを答える時は、企業が大切にしていることに沿って、自分も企業と同じことを大切に思っていることをアピールするといいです。
例えば、企業がチームワークを強くするためにコミュニケーションを大切にしていることがわかっている場合は、自分も同じようにコミュニケーションを大切にしていることを伝えましょう。
働くとはどういうことかを答える場合は、答え方に少し注意が必要です。
自分磨きやスキルアップしたいという思いがあることはいいことですが、企業は個人のスキルアップなどのためにあるのではありません。
この質問に答える時は、企業に入って自分がどれだけ貢献できるのか、または、自分の価値をどう発揮していくのかを中心に話すと、人事としても魅力的に映ると思いますね。
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質問に答えることはコミュニケーションが取れる自分をアピールするチャンス
人事は、面接の際に掴み所のない質問をすることがよくあります。
こういう時、答えるのが難しいと感じて、堅くなってしまう人も多くいます。
実はこういう質問には、どういう答えが正解で、どういう答えが不正解かというのは明確には決まっていません。
答えの内容というより、しっかりと答えられるか、コミュニケーションがきちんと取れるかどうかをチェックされているのです。
個人の考えを聞き出すような質問に、明確な答えはないので、あまり堅苦しくならず、自分の思うままに答えるといいと思います。
質問の答えがすぐに浮かばなくて、黙り込んでしまうのが一番評価を下げるポイントです。面接官の質問には、しっかりと答えられるようにしましょう。
これは、自分がコミュニケーションをきちんと取れることをアピールするチャンスなんです。
まとめ
企業から、働く上で大切にしていることや、働くとは何か、というような質問をされた時は、企業の考えに沿った答え方をすることがオススメです。
自分が企業にどれだけ貢献できるのか、自分の価値をどう発揮していくかをアピールしていくと、採用される可能性が高まるでしょう。
人事は、個人の意見を聞き出すような掴み所のない質問をしてくる場合があります。
そういう質問をする意図は、答える内容ではなく、質問に対してきちんと受け答えができるかどうかを重点的に見ることにあります。
そのため、個人の意見を聞き出す質問には、堅苦しくならず、自分の思うままに答えると良いですね。