ワーク
2021.05.07
「障害者求人には、何日/何時間働ければ応募可能?」企業側のホンネを話します!
今回は障害者求人に応募するには何日/何時間働ければいいのか解説していきます。
もくじ
目安として週20時間以上、理想は週30時間以上働けるといい
「障害者求人に応募するには何日、何時間働ければいいのか」というご相談をいただきました。
結論からお伝えすると、会社によって必要とされる日数や時間数は異なるので、明確に決まっているわけではありません。
しかし、大体どのくらい働ければ良いかという目安はあります。
その目安は、最低で週20時間以上です。
週3日働くのであれば、1日7時間、週5日働くのであれば1日4時間働くというイメージになります。
なぜ週20時間以上という目安なのかというと、障害者雇用率制度(注1)というひとつの規定があり、その規定で週20時間働いていれば障害者雇用の数値としてカウントできる場合があるからです。
週20時間以上がひとつの目安だとお伝えしましたが、それはあくまでも規定上の目安で、実際、会社側としては週30時間以上働ける方を求めていることが多いです。
30時間以上だと障害者雇用のカウントが確実にとれるので、会社側は週30時間以上働ける人に来て欲しいと思っているのが現実ですね。
(注1)参照:厚生労働省「障害者雇用率制度について」
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まずは自分の働ける日数・時間数を知ることが大事
障害者求人に応募するための、働ける日数、時間数の目安は週20時間以上、理想は週30時間以上だとお伝えしました。
しかし、就職活動においては、この目安や理想の時間数に無理やり合わせて応募をしてしまうと、のちにミスマッチを起こしてしまいます。
また、受けたい企業を選びづらくもなってしまいます。
そのため、まずは自分がどのくらいの日数、時間数働けるのかを知ることが大事です。
過去の経験や現在の状況などを見つめ直して判断し、就職活動を始める前、企業に応募する前に自分がどれだけの時間働けるのかを知っておきましょう。
過去に就労移行支援や、企業実習の経験があれば、その時の様子を振り返り、そこから自分が働ける日数、時間数を探ると良いです。
まとめ
障害者求人に応募するには、目安として週20時間以上働ける状態にあると良いでしょう。
しかし、会社側が週30時間以上働ける人を求めていることが多いので、理想は週30時間働けるとなお良いでしょう。
目安となる時間数はありますが、応募する上で必要なのは、自分がどれだけの時間数働けるのかを知っておくことです。
自分が働ける時間数を知っておかないと、応募したい企業も選びづらくなりますし、仮に応募して入社したとしても自分の働ける時間数と、会社が求める時間数にミスマッチが起こって、早期退職につながる可能性もあります。
そうなってしまうと、無理をした本人も、無理をさせてしまった会社側も双方にとってつらい結果となってしまいます。
こうしたミスマッチを防ぐためにも、自分の働ける時間数を知り、無理のない働き方を目指しましょう。