ワーク
2021.06.22
面接で不採用になる理由TOP3とその対策【障害者雇用】
今回は、不採用になってしまう理由を人事の目線からご紹介していきます。
ここで出てきた3つの理由をランキング形式(※1)で知ることで、面接時に上手に自分のことを伝えられるようになります。
参考にしてください。
※1 ランキングは「MyMyチャンネル 障害者の就活ガイド」で登壇している障害者雇用担当者の経験と主観に基づいたものとなっております。ご了承ください。
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もくじ
第3位 「できること」「できないこと」が不明瞭
不採用になる理由の第3位は「できること」と「できないこと」が不明瞭という点になります。
面接では、書類選考ではわからない部分や詳細内容を改めて確認していきますが、その際に会社が知りたいのは、「できること」と「できないこと」です。
任せたいこと・必要な配慮がわかれば受け入れ可能かの判断がしやすい
「できること」「できないこと」が明確だと、会社側はお任せしたいことや必要な配慮がよくわかり、受け入れ可能かどうか判断がしやすくなります。
一方、「できること」「できないこと」が不明瞭だと、
会社側は、
・何をお任せすればいいのかわからない
・どうやって受け入れたらいいかわからない
・何に配慮していいかもわからない
のように、わからないことが多いとリスク回避のために不採用という判断になってしまいます。
実際にこのパターンは非常に多く見られています。
「できること」「できないこと」を整理する
自分にぴったりな求人だったのに、伝達不足のために不採用になってしまっている、というのは非常にもったいないことです。
そのような事態を防ぐために「できること」「できないこと」を整理しましょう。
スキルや能力面においては過去の働いた経験や職業訓練歴、資格などをまとめてみましょう。
障害に関しては「【面接対策】障害名のみだとNG!?障害の整理方法と採用担当者への伝え方」という過去動画があります。ぜひ参考にご覧ください。
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第2位 質問に対して回答が“ズレる”
不採用になる理由の第2位として、面接官の質問に対して“回答がズレる”ということがあげられます。
質問に対して回答がズレるというのは具体的にどのような状態なのでしょうか。
回答がズレると「勘違い」「理解不足」と判断され、仕事でもミスにつながると思われてしまう
退職理由についての質問を例にあげてみます。
「なぜこの会社を辞めたのですか?」という質問に対して、当時の状況から長々と話し始め、結局どうして辞めたのか明確にならないまま話が終わってしまう方がいらっしゃいます。
質問に対してズレるということは、相手が求めている回答に対してズレているということです。
つまり、相手が求めていることに対して理解できてない可能性があります。
これを仕事上に置き換えると、ミスにつながりやすくなると判断され、不採用になってしまう可能性が非常に高まります。
上手く話せなくても良いので、相手が知りたいことに対してズレないことが大切になってきます。
回答をズラさないコツは「結論」「理由」「詳細内容」の順で話す
質問に対する回答がズレないようにする対策として、結論から話すことを心がけましょう。
例えば、先ほどの例にあげた退職理由の質問に対して、
「体調不良により退職しました。」というようにまず結論から話します。
その後に「体調不良の原因は~」「当時の状況は~」という理由や詳細の内容について付け加えます。
そうすることによって、質問に対してズレる可能性がなくなります。
質問内容がわからない場合は確認してから回答する
ズレない回答をするためにもうひとつ重要なのが、質問の内容がわからない場合は必ず聞き返して、何を答えたらいいのか理解してから答えるようにすることです。
分かったふりをせずに、正直に聞き返しましょう。
第1位 働く上での“素直さ”が感じられない
不採用になる理由の第1位として、働く上での“素直さ”が感じられないというものがあげられます。
これは、性格の素直さではなく、働く“意識”“姿勢”としての“素直さ”です。
スキルや能力は入社後に働いていく中で伸ばすことができます。
また、障害については、必要な配慮や周りのフォローによってある程度柔軟に対応することができます。
しかし、本人の働く“意識”や“姿勢”の素直さについては、会社側はなかなか変えることが出来ません。
働く上での“素直さ”とは「協力する姿勢」と「周りに言える姿勢」
働く上での“素直さ”とは、大きく分けて2つあると考えられます。
1.協力する姿勢(=協調性)
1つ目は、協力する姿勢(=協調性)です。
「協調性」と聞くと、仲良くなる・コミュニケーションを取る、ということだと考えてしまいがちですが、決してそうではなく、協調性とは、仕事に“素直に”協力する姿勢のことです。
例えば、
・できる範囲でいいからやってみよう
・工夫してみよう
・改善してみよう
という意識があるかどうかが、働く上での“素直さ”になります。
2.素直に周りに言える姿勢
そして2つ目は、素直に周りに言える姿勢です。
例えば、
・「わからないので教えてください」
・「これができないのですがどうしたらよいでしょうか」
といった、困った場面や悩んだ場面で素直に周りに言い、現状を素直に受け入れて改善しようとすることが、働く上での“素直さ”にあたります。
これは性格の問題ではなく、誰でも意識したり姿勢を改善したりすることで取り組める部分です。
そのため、働く上での“素直さ”を意識していきましょう。
働く上での“素直さ”は、過去の失敗談の中から判断される
それでは、働く上での“素直さ”は面接の中でどうやって判断しているのでしょうか。
・過去の退職理由
・うまくいかなかった経験(失敗談)
・人間関係で困ったこと
以上のようなことを面接の中で聞かれたことはありませんか?こんな質問をされて嫌だなと感じた方もいるかもしれません。
これらは、内容よりも、そのエピソードに対してご自身がどのような姿勢で向き合ったのか、どのような意識で働き周りと接していたのか、という働く上での“素直さ”があるかどうかを確認するための質問です。
そのため、退職理由や失敗した経験などを話す際は、事実を素直に受け入れ、それを改善しようとする姿勢や意識が大切になります。
今後、働く上でも“素直さ”を大切にして、改善していこうという意識をもつとよいでしょう。
まとめ
第3位 「できること」「できないこと」が不明瞭
第2位 質問に対して回答が“ズレる”
第1位 働く上での“素直さ”が感じられない
今回は、不採用になってしまう理由を人事の目線からご紹介しました。
このトップ3は、どのような会社でも必ずみているポイントとなります。
就職活動中にしっかり準備して、整えるようにしましょう。
とはいえ、1人でしっかり準備して、整えることが難しい場合もあるでしょう。
そのような場合は、障害者雇用の経験豊富な第3者意見を踏まえて、客観的に整理することをオススメします。
就労移行支援などの専門機関も活用することにより、自分一人では気が付くことのできない自分自身が働く上で「特性」「対処」「配慮」が理解できるようになります。
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