ワーク

2021.08.11

障害者雇用枠で働くこととは?アクセンチュアで働く障害のある社員に独占事例インタビュー

昨今のコロナ禍で社会を取り巻く状況が激変する中、ご自身の仕事を見直し転職活動を考えている方もそれなりにいらっしゃるのではないかと思います。

就職・転職活動中の方の中には、
・実際に障害者雇用枠で働かれている方の事例が知りたい
・障害者雇用に理解のある会社で働きたいが、どの企業に応募しようか迷っている
・中途障害者のため企業に再就職できるか不安

などの悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、デジタル、クラウドおよびセキュリティ領域において卓越した能力で世界をリードするプロフェッショナル サービス企業であるアクセンチュア株式会社(以下、アクセンチュア)みなとみらいサテライトで働くPwD(Persons With Disabilities※1)社員のAさんに障害者雇用で働くことについてインタビューしました。

障害者雇用で働くことに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

アクセンチュアとは?
https://www.accenture.com/jp-ja/careers/local/pwd
▼サテライトオフィスとは?
https://start-line.jp/lp/mymy_special_pickup01.html

※1 障害のある方全般(身体障害、精神障害、知的障害など)

もくじ

半導体メーカーで新卒から10年程働いていた

Q可能な範囲でAさんの障害特性を教えていただけますか?

私は、左片麻痺です。

左手が動かず、左足にも障害があるため、満員電車に乗ると、杖なしで立っていられない状況です。

身体障害者手帳2級を保有しています。

Qアクセンチュアに入社する前はどのような仕事をしていましたか?

アクセンチュアに入社する前は、半導体メーカーで新卒から10年程働いていました。

そこでは主に企画営業の業務を担っていましたね。
お客様のニーズから、一緒に商品開発をしていくのが楽しかったです。

きっかけは、脳梗塞によって左片麻痺が発症したこと

Q転職活動をしようと思ったきっかけは何なのでしょうか?

きっかけは、脳梗塞によって左片麻痺が発症したことです。
障害を患ったことで、生活スタイルを変えようと考えて転職を決断しました。

杖をついての1時間以上の満員電車通勤は想像よりも難しく、このまま働き続けることは厳しいと感じました。

また、前職の半導体メーカーは障害者に対して、企業側の理解や配慮があまりなかったことも理由のひとつです。

Q就職活動はどのようにされていましたか?

まずは家から近いハローワークにいきました。

片麻痺の特性として、作業内容にも制限がありましたので、そういった点について配慮、理解いただける障害者雇用実績がある会社を中心に就職活動をしていましたね。

中途障害者の為、身体的な不自由に慣れておらず、就職活動中は心配もありましたが、様々な場面で各方面から配慮していただけたので、安心して活動が出来ました。

「お客様が困っていることに対し、一緒に解決していく仕事」がしたい

Qアクセンチュアに入社しようと決めた理由は何ですか?

前職の企画営業では、お客様のニーズを汲み取り、開発担当者と共に、ものづくりを行うことにやりがいを感じていました。

そのため「お客様が困っていることに対して、一緒に解決していく仕事」を軸に各業界をみていましたね。
その中でも、コンサルティングはその最たるものであると魅力を感じました。

Q入社前のアクセンチュア様の印象はどのような印象でしたか

社名は当然知っていましたし、会社として障害者雇用に力を注いでいるのが魅力的でした。
また、拠点が「みなとみらい」というところも良かったですね。

身体的な都合で、満員電車は困難でしたので、「みなとみらい」だと都心へ向かう電車よりも空いていて、通勤しやすいと考えたんです。

また、駅周辺の構造上、雨に濡れずに駅から会社まで行けるのも魅力的でした。

Q面接での雰囲気はどうでしたか?

人事担当の方がフランクに対応していただき、話しやすかったです。

大手企業ですし、少し身構えていた部分もあったのですがリラックスできました。
とても好印象でしたね。

達成した時にチームの皆と喜びを分かち合えることがやりがい

Q現在の業務内容はどのようなことをしていますか?

人事、総務の事務サポートをしています。

採用業務に関連した書類のデータを社内システムへインプットすることや、採用担当者と学生をつなぐ質問対応のサポート業務などを行っています。

コロナ前までは、毎日通勤していたのですが、今はコロナの影響で一時的に在宅勤務をしています。

Q実際の業務をやってみてどうでしたか?

仕事がしやすいと感じていますね。

現在は8人体制のチームに所属しているのですが、お互い得意・不得意の部分を補ってうまく連携を取りながら業務を遂行できています。

お互いの信頼関係も構築できているので、私個人としても、チームの皆をとても頼りにしています。

Q今の業務のどのようなところにやりがいを感じていますか?

チーム内でお互いに相談しながら、効率的な業務プロセスを考えていくことです。

私の仕事の喜びのひとつである、一緒に解決していく仕事とリンクしているからなのだと思います。

一緒に業務プロセスを考えることは難しいのですが、達成した時にチームの皆と喜びを分かち合えるので、それをやりがいに感じています。

月一の定期通院や適度な休憩で負担を軽減

Q働く上で配慮してもらっていることはありますか?また、どのような配慮ですか?

集中力を持続するために、適度な休憩をいただいています。
休憩中、軽くストレッチすることで、身体への負担も軽減できています。

また、月に一度、平日に定期通院サポート制度を利用して休暇をいただき、無理なく通院することができています。
休日だと病院が混雑しているため、平日に通院できるのは大変有難いですね。

また、一緒に働く障害のあるメンバーの中には、時短勤務の方もいらっしゃいますよ。

Q仕事をする上で、自分なりに工夫していることはありますか?

PC操作で複数のキーを同時に指で押さえることが困難なため、重りで代用しています。

また、マウスに機能をプログラムすることで、タイピングスピードが上がり、片手打ちでのタイムロスを軽減させています。

身体的には、長時間同じ姿勢でいると身体が固くなってしまうため、ストレッチをかねて休憩を取るように心掛けています。

Q仕事をする上で、社内連携やコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

社内チャットを送る際に、誤解のない文章づくりを心掛けています。

また、オンラインや対面で話をする際であれば、相手にしっかり伝わるように話すようにしています。

この心掛けが、中長期的なチームの信頼関係向上に繋がってくるのだと考えています。

いつでも上司に相談可能!意見やアイデアなどが提案しやすい環境

Qどのようなところが働きやすいと感じていますか?

いつでも上司にチャットなどで相談できる環境があり、アドバイスをいただけるので安心して業務が行えています。

意見やアイデアなどを提案しやすいカルチャーなので、個性や能力に合った仕事内容の中で、やりがいを感じながら働くことができています。

月・水・金でオンラインミーティングをしているのですが、チームとして取り組んでいる決まり事として、
アイスブレイクで雑談も交えながら良い雰囲気づくりを皆で心掛けています。
最近の雑談だと、「近所にヘビがでた」「紫陽花が綺麗だった」といった話題で盛り上がりましたね。

また、何か急なトラブルがあっても、サテライトにスタートラインのスタッフの方が常駐しているため、すぐに相談することができて心強いのも働きやすさのひとつです。

Q印象に残っているエピソードを教えてください

靴紐がほどけたり、マウスのコードが絡まったりした時、片手での対処に時間がかかるのですが、同僚がさっと手を貸してくれます。身体的に難しい作業の際も声をかけてもらえます。

メール作成が不得意な同僚には、アドバイスや最終確認を行うなど、助け合うことで互いに働きやすい環境を作り出せているのだと感じます。

Q働く上で必要だと思うことはなんですか?

同僚とのコミュニケーション、お互いを思いやる気持ちが大事だと思います。

障害を患って、より一層強く感じています。

自身を見つめ直すことや実際に通勤してみることも大切

Q就職活動中にやっておいた方が良いことはなんですか?

私の場合は、営業職が困難となったため、事務作業に役立つことを強みとしようと思い、MOS(マイクロソフト オフィス)マスターの資格を取りました。

資格取得の他にやったことは、身体的なところが変わってしまったので、病院やリハビリに通ったりしました。

最初は、片手でタイピングをするのが困難でしたが、今はストレスなくタイピングできています。これも就職活動中のリハビリの賜物だと思っています。

あとは、自分自身を見つめ直して整理することや、実際に家から勤務地までのルートを通勤してみることも大切ですね。
そうすることで、自ずと就職活動の軸が固まってくると思います。

根本には、無理のない自分に合った生活リズムを身につけ、体調管理を整えておくことも必要です。

PwD当事者だからこそ分かる役割を果たしたい

Q今後の仕事に関しての展望について教えてください

自分はPwD(Persons With Disabilities)の当事者ではありますが、障害のある方々が働きやすい環境のサポートが出来ればと思っています。

具体的には、業務の進め方を共有しあえるルールの構築や、誰でも分かりやすく業務を行える環境づくりなど、当事者だからこそ分かる役割を果たせればと思っています。

Q実際にアクセンチュア様で働かれて、働く前のご自身と比べて変化や成長を感じますか?

はい。チームワークの強化は感じますね。
チームでお互いの得意・不得意を補ったり、引き出したりする連携が取れているので。

それに伴い、仕事を教える場面も増えてきたので、伝えるためのスキルも向上したのではと密かに感じています。

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アクセンチュアは、国内では16,000人(2021年6月1日時点)を超える従業員が在籍し、障害のある社員も多数活躍しています。2019年10月にサテライト高島町(みなとみらいサテライト)をオープンし、オフィス拡大による定期採用を行っています。

▼アクセンチュアの求人情報&ご応募はこちらから▼
https://mymylink.jp/info.php?type=job&id=J0002813

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著者情報Startline_watanabe

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