ワーク
2020.11.25
【面接対策】障害名のみだとNG!?障害の整理方法と採用担当者への伝え方
今回は障害の整理方法と採用担当者への伝え方についてご紹介していきます。
もくじ
障害を整理するための5つのポイントを紹介!
障害について伝える時には、事前準備をしておくことが非常に大切です。
なぜ、事前準備が必要なのかというと、面接官は障害のことがわからず、不安を抱えて面接に臨んでいるからです。
どんな障害なのか、本当に働ける状態で、受け入れできるのか、できることやできないことは何かなど、何もわからない状態で採用するのは不安で仕方がないですよね。
そんな面接官の不安を取り除くために、障害についてはわかりやすく伝える必要があります。
障害をわかりやすく伝えるために、障害について整理しておきましょう。
障害を整理するときは、5つのポイントに分けることができます。
これから、その5つのポイントを紹介します。
この5つのポイントを1つ1つまとめておけば、面接官にもわかりやすく伝えられるようになるので、ぜひ覚えてくださいね。
↓障害を整理するための5つのポイント
1.「経緯」
障害が発症した時期や状況、要因をわかりやすく簡潔にまとめておく。
2.「変化」
発症前と、発症してからの自分のスキルや考え方の変化を説明できるようにしておく。
3.「特性」
自分の障害はどういう特性を持っているのか、これから働いていく上で、その特性がどう影響するのかを把握する。
4.「対処」
障害の特性に対して自分でできる対処法を伝える。
5.「配慮」
障害の特性に対して、周りの人や、企業側が配慮して欲しいことを共有する。
この5つのポイントで、ご自身の障害について整理してみましょう。
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障害を伝える時は、「素直に」「正確に」
面接において、障害については様々な角度から質問されます。
今回は、その中でも良くある質問と、それに対して答えるときのポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
まず、「いつ頃発症されたんですか?」という質問に対しては、発症した時期、状況、原因を簡潔にまとめて伝えましょう。
目安として、1分くらいで説明できるようにまとめておくと良いです。
そして、「どんな症状がありますか?」という質問に対しては、過去の症状と現在の症状にはどんな違いがあるかを明確に答えられるようにしましょう。
このとき、現在の症状を説明した上で、働けるようになったと考える根拠も一緒に説明できると面接官を安心させられますよ。
応用として、「どんな障害ですか?」というふうに漠然と聞かれることもあります。
その場合は、障害の特性と、自分で行っている対処、そして必要な配慮の3つをセットにして伝えるように意識しましょう。
いろいろな角度からの質問がされますので「症状が悪化する可能性はありますか?」と聞かれることも予想できます。
このとき、症状悪化の可能性があるのであれば素直に答えてください。症状悪化した場合の予防策まで共有しておくと、企業側も助かります。
よく聞かれる質問として大事なのが「どんな配慮が必要ですか?」という質問です。
自分に必要な配慮を伝えるときは、自分でできる対処を考えた上で、周りの人や企業にして欲しい配慮を伝えるようにしましょう。
通院が必要な時も、必要な配慮を聞かれた時に伝えておくと良いでしょう。
「どんな特性がありますか?」という質問への回答例を1つ紹介します。
例.
「業務量の多さや残業が体調に影響するため、メモを活用して
スケジュールやタスクの管理を徹底しています。
つきましては、まずは残業なしで勤務をスタートさせていただきたいと
考えています。」
この回答例には、先ほど紹介した、特性・対処・配慮の3点セットが盛り込まれています。
「業務量の多さや残業が体調に影響する」という特性、「メモを活用してスケジュールやタスク管理を徹底している」という対処、そして、「まずは残業なしで勤務をスタートさせていただきたい」という配慮、このように、特性・対処・配慮の3点セットで伝えれば、非常にわかりやすいです。
まとめ
面接官が障害について詳しく聞くのは、障害の状況を聞いて不採用にするためではなく、採用した際に、会社と本人のミスマッチを防ぐという目的があってのことです。
安心して働いていくためには、伝えるべきことは遠慮せずに伝えるのが非常に大事です。
今回紹介した、障害を整理する5つのポイントと、障害について素直に・正確に伝えることを意識しておくと、就職の成功と就職後の安心につながっていきます。
ぜひ、参考にして就職活動に役立ててください。