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2020.09.07
できる障害者になる秘訣を全盲の弁護士が教えます!
今回は、視聴者の方から寄せられた、日々の生活や仕事についてなど、プライベートなテーマの質問に、全盲の弁護士として知られる、大胡田 誠先生が答えてくださいました。
もくじ
自分の実力は自分が思っている以上にある
質問
僕は、ろう学校に行って、検定を受けて、様々な資格を取得しました。
卒業後は、リハビリテーションセンターに通い、1年間就職を目指していましたが、叶いませんでした。
そのため、就労移行支援に行って訓練をし、就職できましたが、自分が求めていた事務職ではなく、居酒屋の清掃・調理補助の仕事でした。
今も居酒屋での仕事をしていますが、事務職に転職したいです。
僕は、そしゃく機能障害、ADHD、知的機能障害を持っていますが、検定で学んだことや得た技術を活かせる職種に就きたいです。
僕のように、複数の障害を持つ人は、希望した職種に転職できるのでしょうか?
答え
結論から言うと、複数の障害がある方でも希望する職種へ転職できます。
この質問をくださった方は、ご自分でも書いていらっしゃった通り、たくさんの資格を持っていて、とても優秀な方だと思います。
能力をきちんと見極めて、評価してくれる企業は必ずあります。
これは、誰にでも当てはまることです。
転職を成功させるには、自分をプレゼンする資料などを選考に持参するといいと思います。そうすれば、人事側も能力がわかりやすく、採用されやすくなるでしょう。
多くの人が、障害を理由にして、自分の限界を決めてしまいそうになるときがあります。
実はそうではなくて、自分の実力は、自分が思っている以上にあるんです。
私の経験に基づくと、挑戦してみたらできたことというのが多かったんです。
そのように、世の中にはやってみたらできることが多くあるので、まずは挑戦してみること、そして、「自分はできる」と思うこと、この2つが大切ですね。
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楽しい未来を想像して前向きに!
いろんなことに挑戦していれば、壁にぶつかって、挫折しそうになることもあると思います。
そんな時は、「この壁を乗り越えた先には、どんな楽しいことが待っているのだろう」と、楽しい未来を想像して前向きになることが大切です。
もちろん挫折すれば落ち込んでしまいますが、落ち込んだ気持ちを引きずるのではなく、気持ちを切り替えることで、また挑戦する意欲を沸かせるという意識を持って欲しいですね。
まとめ
自分の実力は、自分の思っている以上にあります。障害を理由に、自分の限界を決めないでください。
挑戦してみたらできることは、この世の中にはたくさんあります。「自分はできる」と信じて、いろんなことに挑戦してください。
そして、挑戦の先にある楽しい未来のことを想像して、1歩ずつ前に進んでいきましょう。